「有名人になりたい」という小6男子に小島よしおが明かす、「死亡説」当時の努力と転機

　ただ、仕事はほとんどなくて、テレビ番組に出るためのオーディションも落ちまくり。そんな生活が3カ月くらい続いていたあるとき、趣味でDJをしている先輩に頼まれて、レコード持ちとしてついていったときのこと。先輩に突然マイクを渡されて、場を盛り上げてくれって言われてネタをやったんだけど、それが全然ウケなくて……。でもなんとかしないといけないから、思いつきで「そんなの関係ねぇ！」って言ったんだ。そうしたら予想外に盛り上がってみんなで大合唱。自分のネタがあんなにウケたのは初めてで、とても興奮したのを覚えているよ。「そんなの関係ねぇ！」ができてからはオーディションにも受かるようになって、テレビにも出られるようになったんだ。それが27歳の時かな。

　だけど、テレビのお仕事がたくさん来たのは1年くらい。はやりが終わってしまうと徐々にテレビに呼ばれなくなったんだよね。芸能界は厳しい世界。新陳代謝（入れ替わり）が激しんだ。一時期はネット上で「死亡説」なんかも出たりしたよ。有名になるとこういうこともあるんだ。もちろん「そんなの関係ねぇ！」って言ってたけどね！

　それからは、休みの日や空いている時間で新しいネタを作ってライブをたくさんやったり、新しいお仕事のために資格取得の勉強をしたり、ブーメランパンツがもっと似合うように筋トレしたりしたんだ。尊敬する芸人の先輩たちに、先の活動について相談したりもしていた。そうしたら、ある先輩が「子ども向けのライブをやってみたらどうだ？」って言ってくれたから、さっそく子ども向けライブをはじめてみたんだ。そのライブを続けていたことが、今のよしおのスタイルにつながったっていうわけなのさ。

■君の未来はもうはじまっている！？

　テレビだけじゃなくて、今は有名人になる方法が昔よりもたくさんある。最初に話したようにSNSの活動を通じて人気者になる人もいれば、ある分野にものすごく詳しい知識を持って活躍する人もいる。いろんな方法があるからこそ、りくとピーヤには、僕が経験から感じた「大切にすべきこと」を伝えるね。