「塾にかかっているお金が気になって節約しているけど、節約は続けたほうがいい?」という相談を送ってきてくれたのは小学5年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も大人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんは、さまざまな「お金」の使い方を提案します。
【動画】小島よしおが「おっぱっぴー」をマジメに解説* * *
【よしおの答え】
せつ子ちゃん、小学5年生でこれだけお金のことに興味が持てるってすごいことだよ!よしおが子どものころは、お金の話って、あんまりしないほうがいい、っていう風潮があった。だけどいまでは世界を見渡してみると、小学生からお金の勉強を始めている国がたくさんあるんだ。
たとえば、ニュージーランドは学校の授業で「人生ゲーム」のようなアプリを使ってお金の勉強をしているみたい。生徒はゲームのなかでマンションを買って暮らすことになるんだけど、マンションは高いから、一度でお金を支払うことはできないね。そういうときは、ゲーム内であってもお金を分割して年月をかけて支払う手続きをするんだ。ローンを組む、ってやつだね。
それだけじゃなくて、地震保険や火災保険に入る手続きもゲーム内で学ぶんだ。地震が起きたときに、家が壊れてしまったら、保険に入っていないと大きな損害が生まれるからね。保険に入るのにはお金がかかるけど、入っていればいろんな保証がつくってことを、ゲームをすることで身につけるんだ。
次のページへよしおがお金について考えるようになったのは……
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