Instagramのフォロワー数18万人の漫画家・もとこさん。長男ヒーくん(22歳)、次男フーくん(18歳)、三男ミ―くん(13歳)が、末っ子の長女ヨッちゃん(8歳)にメロメロの日常を描いたコミックエッセイ『うちのヒフミヨ! 兄たちは妹びより』で人気です。年の差きょうだいを育てる醍醐味とは? そして子育てを「半分」終えた今、振り返って思うことは? もとこさんにうかがいました。※後編<「子育てがパンクしそうになったとき、移住のことを考えたらワクワクした」4きょうだいを育てるママ漫画家に聞く高知移住>に続く
【マンガ】かわいい年の差きょうだいたちに癒される…!もとこさんのマンガを読む(全20枚)3人より4人がラクだったわけ
――長男ヒーくんと、末っ子ヨッちゃんの年齢差は15歳。最近ではめずらしい年の差きょうだいですね。
私は出産がわりと早めで、長男を産んだのは23歳のときでした。4年後に次男、5年後に三男を授かって「男の子3人のママ」になったのですが、その5年後に思いがけず長女を授かりました。
おかげで、長男を産んでから末っ子が20歳になるまでの子育て期間は35年(笑)。人生の大半が子育て期間って感じです。
――37歳での4人目の出産は大変だったのでは?
よくそう聞かれるんですが、実を言えば三男が生まれたときのほうがはるかに大変でした。当時夫は仕事が忙しくて、私はワンオペ育児で……。
長女が生まれたときには夫も家での仕事になっていたし、兄たちも頼りになる年齢になっていました。ぐずったらあやしてくれるし、上の2人はおむつ替えもしてくれました。
子育てにかかわる「手」が増えたおかげで、初めてゆったりと子育てを楽しめたと思います。
それに、一人ひとりの年齢が離れているぶん、それぞれの子ども時代をしっかり堪能できたのは幸せだったな、と思っています。
――末っ子のヨッちゃんが生まれたとき、長男ヒーくんは中3ですよね。むずかしいお年頃だと思うのですが、反応はいかがでした?
上の子たちに「赤ちゃんが生まれるよ」と報告したとき、次男はすごく喜んだのですが、長男は「えぇ……?」って感じでしたね。嫌がっているわけではないんだけれど、なんというか、微妙な感じ。
ところが実際に生まれたとたん「オレの妹!」って感じで、ものすごくかわいがってくれました。思春期まっただ中のはずなのに「反抗期のタイミングがズレちゃった?」と思うほど、妹にロックオン。ちょっとびっくりしました。
【マンガ】末っ子が生まれたときの長男・次男の反応は…?(全8枚)
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