忙しくても「話を聞く時間」を大切に
――入学後はクラスにうまくなじめるかどうかも心配ですが、息子さんの時はいかがでしたか?
息子は入学当初、友達と衝突してしまうことがあり、帰ってから一対一でじっくり話を聞いていました。そのときに意識したのは、息子の話をよく聞いて共感すること。学校で嫌なことがあっても親に何も言ってくれず、気づいたら大きな問題になっていたという事態になってしまうということが怖かったので、何でも話せるような関係作りを心がけました。一方で、息子の言うことが必ず正しいとはかぎらないので、息子の言い分だけを鵜呑みにしないようにも気をつけていました。夫は平日の帰宅が遅いので、土日に子どもと一緒に運動したり、買い物に行った帰り道などで話したりする機会を作るようにしていましたね。
何か困りごとがあっても学校の先生に連絡を取ることにためらう方も多いと思いますが、先生をしているフォロワーさんからは「気がかりなことや、子どもの様子の変化を感じたら早めに相談してほしい」という声を多く聞きます。一方で、子ども同士のトラブルは「あるある」らしいので、あまり心配しすぎず、人間関係を学んでいるんだなととらえるといいのかもしれません。
(構成/布施奈央子)
※前編<「小1の壁」ひらがなや計算よりやるべきことがあった… 入学前にやっておけばよかった“4つのこと”を、小学生ワーママに聞く>から続く
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