小学校に入学して新しい生活に徐々に慣れてきたと思いきや、ワーママにとって想定外に大変なのが「夏休み」。長男の小学校入学で 「小1の壁」にぶつかった経験をもとに『これ一冊でOK! 「小1の壁」完全ガイド』を出版したうなぎママさんに、土日の過ごし方や夏休みに大変だったこと、それらをどう乗り越えたのかを聞きました。

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少年野球を始めたら土日も休めなかった

――学校と学童のある平日がせわしないなか、土日はどのように時間を使っていましたか。

 息子は平日に学校と学童で頑張っていたので、その分週末は習い事を最低限にして、なるべくゆっくりしたり、好きなことをしたりして過ごせるように心がけていました。ピアノの練習は平日にやる時間がないので土日にやっていましたね。

 習い事といえば、息子の希望で少年野球を一時期していたんですが、土日祝日が全部野球になってしまい、もう信じられないくらい大変でした! 練習の見守りや試合の送迎、保護者の当番、泥だらけになった練習着の洗濯など……。野球チームによって保護者の負担は変わりますし、お子さんと一緒に楽しんでいる方もいます。ただ、わが家のような平日ほぼワンオペのワーママ家庭の場合は、休みの日が野球で終わり、たまった家事が何もできず、そのツケが平日に回ってしまい、子どもも親も疲れすぎたのでやめました。小学校に入ると平日も習い事をしている子が多いのですが、家庭の状況に合わせて学校生活と習い事のバランスを取るのは大事かなと思います。

想定外に大変だった夏休み

――小学校に入って初めての夏休み。仕事との両立で大変なことはありましたか。

「小1の壁」についていろいろ聞いていたのですが、夏休みは想定外に大変でした。わが家には3つの壁がありました。まず、学童を利用する家庭で、夏休みに手がかかるのが毎日の「お弁当作り」と「送迎」。わが家の場合、息子の学童ではありがたいことに仕出し弁当を注文できたので助かりましたが、もしなかったら…と思うとゾッとします。仕出し弁当が合わない子もいて、その場合は親御さんがお弁当を作るというケースも。送迎は必要だったので、わが家は朝、夫が下の娘を保育園に送って、私が息子を学童に送ってから出勤していました。保育園と学童がバラバラなので、保育園時代に2人まとめて送るよりも大変でした。また、子どもが夏休みモードになってしまい、学校のある日よりもダラダラして朝の準備に時間がかかるという話も聞きます。

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布施奈央子
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