「治らない」と思ったら、実はアタマジラミではないことも
――アタマジラミの駆除が楽になりそうですね。でも、現段階で市販薬が効かない場合、どうしたらいいのでしょうか?
どうしても薬が効かない場合は、目の細かいくしで卵や虫をすき取るしかないのが現状です。髪が長いと時間がかかり、引っ張られることで痛みを伴うため、根気が必要です。
ただ、「何度駆除しても治らない」と言う人から現物を見せてもらうと、実はフケやヘアーキャスト(皮脂の固まり)だったというケースもあります。本当にアタマジラミの卵によく似ていて見分けがつきにくいので、治らないと思った場合は皮膚科に相談してみてはいかがでしょうか。
(取材・文/越膳綾子)
※前編<子どもの頭にフケ…と思ったら「アタマジラミ」 毎日シャンプーしていても「うつる」理由とは 専門医に聞く>から続く
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