「よく“算数の文章題が苦手=算数が苦手”という思い込みを聞きますが、言語が完成するのは高校生くらい。言語を習得途中の小学生が文章題を解けないのは自然なことなんです。親御さんが苦手そうだと思い、それがお子さんにも伝わると“私、苦手なんだ”と思い込んでしまいます。すると、集団の中で恥をかきたくないという気持ちから試行錯誤をやめてしまい、言われたことだけをやるような取り組み方になってしまうこともあるのです。
何かをできるようになるには、楽しむのが一番。効率が悪そうなことも子どもと一緒になって楽しんでみてください。『その考え方、面白いね』『そんなこと思い付いたの!?』。そんな一言でお子さんの算数への意識が変わるかもしれません」
(文/岩崎美帆)

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朝日新聞出版

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