憧れのミュージシャンが特別講師!

――晴れて合格され、2024年9月から授業が始まりました。大学生活はいかがですか? 1学期の成績はオールAだったとか。

 音楽の授業のほかに、英語や現代社会の授業もあって、楽しい授業ばかりです。私が昔から大好きだったヴィクター・ウッテンというベーシストがいるんですが、なんと特別講師として毎月バークリーに教えに来るんです。グラミー賞を何度も受賞されている本当に素晴らしいベーシストで、アルバムのジャケット写真そのまんま。

「私、8歳のときに結成した初めてのバンドであなたの曲を演奏したんです」って話しかけたら、「ありがとう! 明日一緒にセッションしない?」。「ええっ、いいんですか?」って、夢のようでした。

 彼は、演奏はもちろん、気配りができて、温かくて、人間性も本当に素敵なんです。ミュージシャンとして、人としてどうあるべきか、という姿を彼から教わっている気がします。

――授業以外では、アメリカでの生活はいかがですか?

 大学があるボストンの街には、野生のリスやウサギがたくさん。私は動物が好きなので、通学中は、いつも動物をキョロキョロ探しながら歩いています(笑)。ボストンは冬が厳しく、マイナス20℃になることもあるとか! 最近、雪が降り出したのですが、いよいよこれから本格的な冬がやってくると思います。

家族で目指す“世界一のピアニスト”

――年末年始は日本に一時帰国されました。

 治安がよくてごはんが美味しいです。アメリカではシャワーだけなので、久々に温かいお風呂に入って感激しました。町田市の「芹ケ谷公園」や「町田薬師池公園」、「町田ジョルナ」、「町田天満宮」に遊びに行きました。やっぱり地元はほっとします!

――10年後、20年後はどんなミュージシャンになっていたいですか。

 いまの目標は、世界一の音楽賞であるグラミー賞を受賞すること。グラミー賞を取って世界一のピアニストになるまでは、一番の楽しみだったゲームをやらないと決めました。

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