冬休みにお正月、お年玉など年末年始は楽しいことがいっぱいの時期。心がわくわく、そわそわしてしまいがちです。でも、そんなウキウキ気分のときこそ、要注意! 突然のケガや病気、災害や犯罪など、不測の事態はいつでも起こりえます。さまざまな「危険」に対応する術を家族みんなで楽しく学べる『いのちをまもる図鑑』(ダイヤモンド社)から、一部を抜粋して紹介します。

MENU 冬のお風呂で急増する「ヒートショック」とは? 【クイズ】もし、家族がヒートショックで倒れたら、どうすべき? 正解は…… これはNG!

冬のお風呂で急増する「ヒートショック」とは?

 寒い季節はお年寄りがお風呂やトイレでたおれがちです。

 あたたかい部屋→寒い脱衣所→熱いお風呂、というように短時間のうちに寒暖差の激しい環境にさらされると、血圧が急激に上がり下がりして、体がたえきれなくなるのです。これをヒートショックといいます。

 ヒートショックをふせぐためには、寒い季節は脱衣所やトイレに小さな暖房器具を置いて、寒暖差を作らないようにしましょう。

【クイズ】もし、家族がヒートショックで倒れたら、どうすべき?

『いのちをまもる図鑑』本文より イラスト:五月女ケイ子

 では、万が一、家族がお風呂で倒れてしまったら、どのような対処をすればよいでしょうか? クイズ形式でご紹介しますので、考えてみてください。

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西竜一
救急科専門医 西竜一
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