小学校受験向きの子どものタイプとは?

 子どもの個性は、きょうだいでもそれぞれ異なるが、向き不向きを見極めるポイントはあるのだろうか。

「実体験から知識を吸収するのは得意でも、慎重な性格で恥ずかしくて人前では話せない子もいます。そんな子は学力で勝負できる中学受験向きかもしれません」(大原さん)

 親が無理やりやらせて子どものよさをつぶしてしまうことだけは避けたいもの。

「幼児なので、入試本番で番狂わせもあります。私は本人が嫌がらない様子なら、最後まで走り抜けるようにすすめます。受験対策そのものは、勉強習慣が身につく、生活習慣が整う、そして何より親子で学ぶ楽しさを共有できるといったメリットが大きいからです」(大原さん)

(取材・文/曽根牧子)

トップの慶應横浜初等部は13倍超! 首都圏私立小の「お受験」志願者倍率ランキング
著者 開く閉じる
曽根牧子
編集者/ライター 曽根牧子

編集者・ライター。『AERA English』『英語に強くなる小学校選び』などで国際教育、英語学習、小学校受験に関する記事を執筆。

1 2 3