8日放送の「ニンゲン観察バラエティモニタリング」(TBS・毎週木曜よる20時)に川田裕美さんが出演。テレビで見かけると、なんだかほっとしたり、元気をもらったり……。そんな笑顔の持ち主、フリーアナウンサーの川田裕美さんに自身の子育てについて聞いた記事を再配信します。※後編〈川田裕美が語る夫婦の協力体制「夫は『ありがとう』を言葉にしてくれるタイプ。大いに見習っています」〉に続く (「AERA with Kids+」2024年3月17日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

MENU 思い描いていたものとは「まったく違った」子育て 仕事量のセーブを決断するまで、1年かかりました 子どもたちが大きくなっても「ハグ」できる家族が憧れです 迷いや揺らぎも日々感じています

思い描いていたものとは「まったく違った」子育て

――報道からバラエティーまで、幅広く活躍中の川田さん。忙しい日々、どのように時間をやりくりされていますか?

 私も夫も、休日は子どもたちと思いきり遊ぶようにしています。ですから、今はできるだけ土日に仕事を入れないようにしています。この業界は土日も関係なく仕事をするのが当たり前だったのですが、長男が生まれてから気づいたんです。「これは、想像していたよりずっと大変だぞ……」と。

――どんなことを想像されていたのですか?

 出産前は、「出産後は何カ月か休んで、そこからまた復帰して産前と同じくらいの仕事量をこなして……」なんて思い描いていました。子どもは保育園に預けて、私も夫も以前と同じように働ける、と。

 ところが実際は、そんな甘い考えはあっという間に打ち砕かれました(笑)。保育園に登園しても、はじめのうちはすぐに風邪をひいたり熱を出したり。先輩ママたちから聞いてはいましたが、本当に「毎月のように休む」んですね。

仕事量のセーブを決断するまで、1年かかりました

――そこで、仕事のスタイルを見直されたのですか?

「こちらの予定どおりには、まず運ばない」ということがわかったので、「じゃあどうしよう」と夫とふたりでずいぶん話したんです。

 子どもが小さい間は、交代で休む日をつくる、おばあちゃんやシッターさんに手伝いをお願いする、保育園で呼び出しがあった場合にどちらかが動けるようにしておく……そんなことも、時間をかけて話し合いました。

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