報道からバラエティーまで幅広く活躍中のフリーアナウンサー、川田裕美さん。3歳男子、1歳半女子のママでもあり、子育てにも奮闘中です。そんな忙しい日々でもイライラしないのは、なんといっても夫婦の協力体制がしっかり確立されているから。そこで、後編ではご夫婦のお話を聞きました。※前編〈川田裕美が語る子育て「仕事量のセーブを決断するまで、1年かかりました」〉から続く

MENU たとえ夫婦でも「話さないとわからない」 「ありがとう」を当たり前にしない なにかに没頭する時間をもつことで心を整える 夫がデリバリーを提案

たとえ夫婦でも「話さないとわからない」

――子育てや家事に関して、ご夫婦で役割の分担などはありますか?

 役割分担はあまりありません。でも、なんでもかんでも「自分ひとりでやらない」ということは、結婚当初から決めていました。「家事や子育ては夫にもやってもらわないと、ずっとできないままだよ!」と、先輩ママたちから聞いていましたし。

 そこで「あなたはこれをやって。私はこれをやる」といった役割を決めるよりも、自分がどんな状態にあるかをちゃんと理解してもらおうと思いました。

 妊娠中も「今、おなかが大きくなってきて、胃が圧迫されて食べられない」といった「今、どんな苦しさがあるか」を逐一伝えましたし、出産後も「昨夜は夜中に何回も起きて、全然眠れなかった」と、どれだけしんどかったかを詳しく説明しました。

 女性は自分自身のからだのことですから詳しくなりますが、そういうことは話さないと本人以外はわかりませんよね。

 でも、こうして話すとおのずと動いてくれるんです(笑)。夫はあまり料理をしなかったのですが、今では、私がつらそうだと感じると一緒にメニューを考えて作ってくれます。

 今も、自分が「できない、苦手!」と思ったことは全部伝えています。「アイロンが大変だから、できるだけしわにならない服にして」とか(笑)。

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三宅智佳
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