――受験はどのようにサポートされましたか?
家ではいわゆるリビング学習です。僕がスニーカーを集めていたので、それで1部屋埋まっちゃって、当時は子ども部屋を作れなかったんです。だからリビングの端に学習机を置いて。僕らは息子が集中できるように、勉強しているときはなるべく物音を立てないようにしていました。勉強していないときでも息子がリビングにいるときはテレビはつけず、録画して深夜に見るようにしていましたね。子ども部屋を持たせなかったのは、今となってはよかったなと思います。
ただ中学受験は失敗したんです。公立の中高一貫校志望だったので、小学校の成績も全科目よくないといけなくて。すごく悔しかったらしくて、寝室に閉じこもってしばらく出てこなかったですね。泣いていたと思います。僕はあまり声はかけませんでした。
――私立ではなく公立志望だったんですね。
僕らが私立という選択肢を消していました(笑)。息子は車が好きだったので、私立に行ったらトミカが買えなくなるよとか、サーキットに連れて行けなくなるよとか、軽くプレッシャーをかけていたんです。
車にハマったきっかけはくっきー!さんの奥さん
――武丸くんは中学生のころにテレビ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)に「スーパーカー博士ちゃん」として出演されていましたね。
小さいころにくっきー!さん(野性爆弾)の奥様に、トミカのミニカーをいただいたら、すごく気に入って。トミカは毎週新作が出るのですが、毎回買い与えて、一度モーターショーに連れて行ったらドハマりして。家ではミニカーをずっと眺めてたんです。僕らが車のテールランプやホイールの写真を見せて「何の車かわかる?」ってクイズを出すと全部わかるから、すげーなって。
――くっきー!さんの奥様がきっかけだったんですね。
くっきー!さんは武丸の名づけ親でもあるんです。息子の名前で迷っていたときに、ずっとお世話になってきたくっきー!さんとバッファロー吾郎の竹若さんが「好きなマンガからつけたらいいやん」って。『特攻(ぶっこみ)の拓』が好きだと言ったら、「じゃあ武丸しかねぇな」って言ってもらって。最強のキャラなんですけど、とにかくかっこよくて。妻も息子も気に入ってくれています。
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