「朝時間」
明日のお楽しみを思い浮かべながら布団に入りましょう。もしやることが終わっていないなら、翌日の朝その分早く起きればいいのです。たとえそれがゲームでもOKです。
子どものタイプに合わせてスケジュールを考える
―――家庭では、日々のリズムが乱れないようにその過ごし方を「一日」単位で考えがちなのですが……。
約1カ月もある夏休み。これを俯瞰してみましょう。一日一日ではなく「このひと月をどう過ごしたいか」を考えてみます。夏休みが終わったときにどんなふうになっていたいのかを明確にイメージできると、なにを大切にしたいのか、過ごし方の軸も見えてきますよ。
そこから、生活リズムを意識したスケジュールを計画するとスムーズです。時間管理は、次で解説する子どものタイプに合わせましょう。よく親御さんから「ダラダラするので困ります」という声を聞きますが、それのすべてが悪者ではないと思うのです。大人だってダラダラしますし……。「今日はやることが少ないからのんびりしよう」といった一過性のダラダラならOKです。
さらに、友達と遊ぶことも大切です。人との関わりは刺激になります。単調になりがちな夏休みは、できるだけメリハリを意識しましょう。
●わが子はどっち? 2タイプの時間管理
1. クリアするごとに達成感「ルーティンタイプ」
毎日、きちんとルーティンがこなせるタイプなら、毎日を時間で区切るタイムスケジュールで、基本の生活スタイルを決めましょう。実は、ルーティンはリズムにのってしまえばこなしやすいのです。「よし、完成!」と、コツコツとクリアすることをゲーム感覚で楽しめるのがルーティンタイプです。
ルーティンが得意なタイプは「朝は起こされなくても、ほぼ決まった時間にひとりで起きる」「時間をつねに気にすることができる」「計画外、予想外のことがあるとちょっと嫌な気持ちになる」といった特徴があります。
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