中学受験を全力サポート 「やめる」なんて勘弁して!
実を言うと、息子は中学受験をやめているんです。
しかも「やめたい」と言い出したのが6年生になってから。最初は「はあ?」でした。学校の情報を集めて、いい塾やいい家庭教師の情報を集めて……親なら当たり前かもしれないけれど、全力でサポートしてきたつもりでした。それを全部ナシにするなんて勘弁してよ!と、大反対しました。
それから半年間、「やめる・やめない」のせめぎ合いがあり、結局は受験目前になって「やめる」という決断を受け入れました。正直、キツかったです。それでも息子の意見を受け入れたのは、「私が反対しているのは単に、ここまでの私の努力を結果で証明したいだけ」と気づいたからです。息子のためじゃなくて、自分のために反対してるんじゃん……って。
結果としては、やめてよかった。でも高校受験に向けて「これがラストチャンス」という思いはあります。義務教育じゃないので、ここでがんばるしかない。「勉強は苦手。嫌なことはしたくない」という気持ちと闘えるか、見守っていきたいです。
プレ思春期に見えた私の知らない息子の顔
振り返れば、彼の個性みたいなものが明確になったのは、小学校4年生ぐらいだったと思います。それまではまだまだかわいくて甘えん坊で、息子のことは全部知っているような気がしていました。
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