口下手な子にもおすすめ！　文字でコミュニケーションをとる楽しさがわかる物語【絵本の次に読みたい童話】

どんな子におすすめ？ 

　文字が得意な子だけでなく、苦手な子にもおすすめ。「お手紙」が貴重な今だからこそ、ワクワクしながら待つギロンの気持ちが心に残るかもしれません。また、ヤギが悪いことをしたと謝る場面があるのですが、ギロンは一瞬怒ったあとに、ヤギからもらった手紙を読み直してふふっと笑います。相手のフルネームがわかり、何度も読み直せるのも手紙のいいところ。“手紙の力”が伝わってくるので、口下手な子や、気持ちを表現するのが苦手なお子さんにも読んでほしい一冊です。

おてがみほしいぞ

こうまるみづほ,丸山誠司

著者 開く閉じる

ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日（こうしょこうじつ）」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。子どもは小中高の3人。