「やりたい」と言って始めたのに長続きしない
こんなとき、すぐにやめさせてしまうと「やめぐせ」がついてしまうかもしれない。スランプを乗り越える力をつけてほしい……。頭の中をさまざまな思いがめぐり、親は「もう少し頑張ろうよ」と言いたくなってしまうのですが、中学受験「伸学会」代表の菊池洋匡さんは、「嫌なものを続けても頭打ちになるだけですよ」と言います。
「むしろ『子どもに“合わないもの”がわかった』とポジティブにとらえてみましょう。ここで大切なのは、やめたい理由はできるだけ明確に聞くことです。興味がなくなった、先生と合わないなど、理由によってその後の対応策が変わります。状況をきちんと把握した上で環境を変えましょう」
やめさせないことより、やめたい「理由」に注目するのがポイントです。
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