ほぼ塾なしで開成中学に合格し、親子で楽しく取り組んだ「おうち遊び勉強法」が話題の現役開成高校生・ぎん太さん。小学生時代、習い事はどんなことをしていたのでしょう。そして、受験勉強との両立方法は? ぎん太さんとお母さんにじっくりお話を伺いました。子育て情報誌「AERA with Kids2023年冬号」(朝日新聞出版)からお届けします。

MENU 習い事を始めてから「やる気スイッチ」が入る場合も 性格に合わない習い事のときは 受験前も週に1回の水泳で息抜きを スポーツ系の習い事は積み重ねの大切さも学べる

習い事を始めてから「やる気スイッチ」が入る場合も

――これまでの習い事の経歴を教えてください!

ぎん太:空手、ピアノ、水泳は幼稚園から小6まで続けました。ほかにも幼稚園で体操教室、低学年のときはサッカー、4・5年生では英語教室にも行きました。

:ピアノと英語以外は私セレクトです。習い事の第一目的は、生き延びるチャンスを増やすこと。空手や水泳は、暴漢に襲われたときに防御したり逃げたりできるように。あと、将来モテる子になってほしくて(笑)。

ぎん太:モテはしなかったけど(笑)、楽しく通えたのは母の工夫のおかげですね。ピアノは怖い先生だったけど、母が課題曲を前もってCDで聞かせてくれた曲が頭に入って「初見でこんなに弾けるなんてすごい」って褒められました。

:練習しないときは、私が楽譜を広げて「これ、どうやるんだっけ?」って鍵盤の前に座ると「僕、弾けるよ」ってノッてくるんです。やる気スイッチって、やり始めてから入るものなんですよね。

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清繭子
清繭子

出版社で雑誌・まんが・絵本の編集に携わったのち、独立。編著『小学生おまもり手帖』(オレンジページ)。エッセイ集『夢みるかかとにご飯つぶ』(幻冬舎)が2024年7月18日発売。

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