「うまくなりたい」という向上心が感じられない

 せっかく習っているし、親としてはスキルの向上を願ってしまうものです。そこで「親と子どもには、別の目的があるものです」とアドバイスするのは、教育評論家の石田勝紀さんです。

「子どもが習い事に行く目的は『上手になりたいから』とは限りません。友達に会うことかもしれないし、単純にその時間が楽しいからかもしれない。でも、それでいいんです。楽しい時間は全てにおいて必ずプラスになり、そこから向上心が芽生えることもあります。親視点と子ども視点に線引きをしましょう」

 親と子どもが必ずしも同じ方向を見ているとは限りません。でも、それを子どもが楽しんでいるならそれでよしと考えて、応援してあげましょう。

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