無理に起こしてトイレに行かせる場合、そのタイミングは本人の尿のたまり具合ではなく、親の都合に合わせがちです。起こしたからといって治りやすくなることはなく、逆に自律神経がオフモードから活動モードに急に切り替わることで心拍数が増え、尿量が増えやすくなるそうです。 

 まずは生活を振り返り、夕食後に水分をとりすぎていないか、夕食の時間帯が遅くなっていないかなどチェックし、改善点があれば見直すことから始めましょう。

(取材・文/中寺暁子)

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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