竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

「コンビニ百里の道をゆく」は、52歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】全員参加で進めている「ハピろー!」(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)のマークはこちら

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 この春、新社会人になられた方も仕事を始めて3カ月ほどが過ぎました。さまざまな壁があると思いますが、なかでも「良い企画を立てること」や「アイデアを生み出すこと」に苦労している方は多いのではないでしょうか。

 良い企画って、どんな企画でしょうか。私たちローソンのような仕事で言えば、最初は一人が考えついたことでも、店舗のクルーさんも含めて「全員で盛り上がれるかどうか」が非常に大切です。

 ローソンでは、現在、商品やサービス、SDGsへの取り組みなどを通じて、お客様・マチ・地球をハッピーにしていく「ハピろー!」(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)というプロジェクトを実施しています。この取り組みでも、お客様、お店で働くみなさん、社員、ローソンに関わるすべての人を巻き込めるかに一番注力しています。

 大切なことは、全員が参加できる仕組みです。新商品開発の企画があるとして、その担当者も、営業の部署も、宣伝の担当者も、全員がそれぞれ自分の役割をこなし、傍観者を作らないようにする。

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竹増貞信

竹増貞信

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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