エッセイスト 小島慶子
エッセイスト 小島慶子

 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

【写真】小島さんが旅先で撮った白鳥

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 首の周りが固まって苦しくなったので、久々にかかりつけの整形外科で診てもらいました。以前はよく鍼(はり)を打ってもらっていたのですが、少し離れた場所に引っ越してからは間が空き、「来月は行こう」と思いながら時が過ぎていました。

 2年ぶりぐらいのつもりで行ったら、ちょうど5年前の全く同じ6月27日に受診して以来と判明。エックス線撮影すると、幸いストレートネックは5年前からよくも悪くもなっていませんでした。6キロほどもある頭を支える首。筋力が足りないなどの理由で、自然なS字カーブが失われ、首の骨が頭の重みに耐えかねて変形してしまうことも。もう一つの悩みの種の腰痛は骨の状態がやや悪化しているとのことで、今後の治療方針を決めました。

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小島慶子

小島慶子

小島慶子(こじま・けいこ)/エッセイスト。1972年生まれ。東京大学大学院情報学環客員研究員。近著に『幸せな結婚』(新潮社)。共著『足をどかしてくれませんか。』が発売中

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