早稲田大学の「友人の輪を広げる交流の場」の一環で、異文化交流センター(ICC)が企画した異文化交流イベントの様子(早稲田大学提供)
早稲田大学の「友人の輪を広げる交流の場」の一環で、異文化交流センター(ICC)が企画した異文化交流イベントの様子(早稲田大学提供)

 学生生活課では、「温泉につかるように気軽な交流」をコンセプトにしたオンライン交流会「わせだ温泉」を4、5月の毎週月曜日と金曜日の昼休みの時間帯に開いた。学生スタッフで3年生の酒井亜花里さんは言う。

「昨年から相談会やサロンをオンラインで開くなかで、『友だちが初めてできた』という人もいました。この秋には交流の場に参加しづらい、より深刻な悩みを抱える学生を対象にカウンセリングや精神科について学ぶイベントも実施しています」

 同課の久保山尚英課長によると、オンラインではどんなサークルかわからないため入るのを躊躇(ちゅうちょ)する1、2年生もいて、大学主催のイベントなら安心して参加できるという声がアンケートなどで聞かれるという。(編集部・深澤友紀)

AERA 2021年10月25日号より抜粋