■つみたて結果は相場により変わっていく
クレジットカードつみたての場合は「毎月1日」と金融機関側から決められている場合が多いが、自分で選べる場合は米国株も日本株も“中途半端な日”がわずかながら良いということだ。
ただ、毎月1日しか選べないときも悲観することはない。20年の長期でも、差は1~2%である。そして今回の壮大な検証も、あくまで「過去は、こうだった」という参考情報にすぎない。
2018年に同様の検証を行った資料が手元にあるが、今回の検証とは違う結果だった。日本株が「月初の株高」と長年言われてきたが、今はかつてほどではない。
結局、相場状況により変わっていくものなので、気にしすぎることはないのだ。
◎西尾貴仁(にしお・たかひと)/マネックス証券 マーケティング部。2013年、マネックス証券に入社。主につみたて投資、NISA、iDeCoなど、長期資産形成のための商品マーケティングを担当
(編集・文/綾小路麗香、伊藤 忍)
※『AERA Money 2021秋号』から抜粋