與那城奨:一応リーダーなんで(笑)。練習をまとめるだけでなく、メンバーには「一般常識的なことをきっちりしよう」と伝えるようにしています。挨拶をきちんとしましょうとか、荷物はまとめておきましょうとか、トイレは座ってしましょうとか(笑)。パフォーマンスの面では、蓮が司令塔です。ステージリハやMV撮影の時、指示を出してくれたりもします。

川西拓実:蓮くんと豆(豆原)は、僕たちのダンスの先生でもあります。楽曲の振り付け動画が韓国から送られてくると、それを二人が覚えてくれて、僕たちに落としてくれるんです。豆は子どもにダンスを教えていたこともあるし、蓮くんも丁寧に教えてくれます。普通、蓮くんにレッスン頼んだら、めっちゃ高いですよ。それを無料でやってもらってるなんて、贅沢ですよね。

川尻蓮(以下、川尻):バックダンサー出身なので、周りのメンバーに比べてステージに立ってきた回数が多いんです。だからこそ、見えることもある。それに、将来、ダンスの振り付けやステージ演出、プロデュースもやりたいと思っているので、修業の一環だと思えば、無料でもお釣りが来るくらいです(笑)。

 仕事をする上で大切にしていることとはなんだろうか。

豆原:命を燃やすというか。一つ一つの仕事に、今ある命を燃やして全力で取り組むことが一番かなって思っています。

川尻:僕は、逆にがむしゃらにやるだけが正解ではないと思っていて。たまには一歩引いて見ることも必要だと思うし、立ち止まる時間があってもいいと思う。壁があったら、乗り越えてもいいし、回り道をしてもいいし、穴を開けてもいい。そういう柔軟な心は持っていたいなと思っています。

木全翔也(以下、木全):速度を上げることだけが人生じゃない、って、ガンジーも言っていましたしね(笑)。僕は楽しむことですね。自分がワクワクしないと多分見ている人も楽しくないと思うので。

河野純喜:僕も、頑張ることを楽しむ。楽しむことを頑張る。それはどんな分野の仕事でも一緒やないかなと思います。

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