■「腰が曲がるまで」目標

佐藤景瑚:一緒に仕事をする人を好きになることですね。昔は人の悪いところをめっちゃ見る癖があったんですけど、最近は相手を好きになって、いいところを見つけて褒めることを心がけています。こっちが先に好きになって、相手にもこっちを好きになってもらう。仕事って嫌われたら終わりやもん、絶対。

 グループとして、ひとつの目標はドーム公演だという。

大平祥生:ドーム公演は絶対に叶えたいです。僕たちは挨拶の時、グループ名を言う前に「GO TO THE TOP」って付けるんですけど、早くトップをとって、「GOT THE TOP」に変えたいですね。

豆原:僕もドームやアリーナのような大きいステージに立ちたいです。そこから見る風景はどんなものなのか、知りたいです。

木全翔也(以下、木全):個人的なことでもいいですか? JO1に楽曲制作。あとは、居酒屋経営とか、ファッションの仕事もしてみたいです。

鶴房:いいやん。いいと思うよ。僕はずっと幸せの中で生きたいです。幸せというのは、まさしくJO1のことです。今のような毎日が続いて、30代の後半くらいに、「ああ、コロナの時あんなことしていたなあ」なんて、お酒を飲みながら振り返りたい。それ、普通に良くないですか?

河野純喜(以下、河野):ええな。30歳、40歳、いや、70歳になってもみんなでライブしていたいなあ。

木全:今の半分も腕上がらへんちゃう?

河野:全員が揃ってたら、それはそれでええんちゃう? 腰が曲がって、全員同じ背丈になっているかもしれんし(笑)。

(ライター・酒井美絵子)

AERA 2020年11月30日号より抜粋