ロックダウンまでに行われた国家の「邪悪」な情報操作【武漢書簡07】

私はウイルス——武漢ロックダウン日記

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2020/09/23 17:00

 新型コロナウイルスによる肺炎が流行した武漢で、作家の方方氏が発表し続けた日記が世界の注目を集めた。温和で、中国共産党の権威に挑むものではまったくなかったが、流行を食い止められなかったことについて責任を追及する考えを示しただけで、中国国内で2カ月にわたり数千万のネットユーザーの袋叩きに遭い、脅迫を受けた。この「私はウイルス――武漢ロックダウン日記」は、方方氏と同じく武漢で暮らす一般市民の男性「阿坡(A.PO)」が、中国共産党を批判する反省の書として記したものだ。「一人の健全な精神を持つ中国人」として、世界に向けてお詫びの気持ちを示したいという。国内での一報から武漢ロックダウンまでの54日間を振り返った阿坡は、そこに国家の「邪悪」を見る。

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