ローソン社長・竹増貞信「学童保育施設へのおにぎり支援の舞台裏」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ローソン社長・竹増貞信「学童保育施設へのおにぎり支援の舞台裏」

連載「コンビニ百里の道をゆく」

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竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

思いがけず、気持ちのこもった色紙をいただき、ほっこりした気持ちになりました

思いがけず、気持ちのこもった色紙をいただき、ほっこりした気持ちになりました

「コンビニ百里の道をゆく」は、50歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】学童保育施設の子どもたちからのプレゼント

*  *  *
 新型コロナウイルスの影響を受け、政府が一斉休校を要請して3週間近く経ちました。突然の休校で昼食に困る児童がいるという声を聞き、ローソンでは、3月10日、17日、24日の3日間、全国の学童保育施設へのおにぎりの無償配布を決めました。

 当初は配布するおにぎりを3万個と見積もっていましたが、12日に集計した時点で、のべ7040施設から58万個超という想定をはるかに上回るリクエストが寄せられました。これだけ必要とする方がいるなら、やれるところまでやってみようと、受付時のご連絡先の不備などがあった場合を除き、お申し込みいただいたすべての学童保育施設へのお届けを決めました。

 以前も被災地の避難所へ食料や日用品を届けたことはありました。ただ、一カ所に大量に届けるのとは違い、一つひとつの施設とやり取りが必要です。10日分は本部社員約1200人がお届けし、約600人がおにぎりの仕分け作業をしました。加盟店から参加してくださる方、さらには流通を担う取引先の方からも協力の声が上がっています。

 思いがけないサプライズもありました。おにぎりを届けに行くと、子どもたちが笑顔で待ってくれていたり、色紙をプレゼントしてくれたり。応援しにいったこちらが元気をもらって、「マチのために」という自分たちの仕事の原点を改めて感じたと話す社員もいました。国の有事にローソンがどう相対するのかを皆で共有することもできました。

 これは一朝一夕でできる文化ではなく、古くは阪神・淡路大震災から始まり、最近では東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震などでも被災地支援を続けてきました。その折々で先輩たちが何をすべきかを考え、実行してきた積み重ねが今のローソンの礎にあります。今後も、ピンチの時に行動できる会社であり続けたいと思っています。

AERA 2020年3月23日号


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