お風呂で遊ぶのが大好きな赤ちゃん。風邪をひかないように気をつけたい(写真/gettyimages)
お風呂で遊ぶのが大好きな赤ちゃん。風邪をひかないように気をつけたい(写真/gettyimages)

 朝夕が冷え込んできました。毎晩の湯船につかる時間が幸せに感じる今日この頃。冬のお風呂で気になることの一つが「湯冷め」。せっかく温まった赤ちゃんの身体を冷やさないようにするのですが、これが結構気を遣います。家に赤ちゃんとお母さんの2人しかいないときなどはバタバタしてしまうという方もいると思います。今回は冬のお風呂で赤ちゃんが湯冷めしないためのポイントを話します。

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 寒い時期の赤ちゃんとのお風呂は、事前準備がとっても大切。まだ立つ、歩くことができない低月齢の赤ちゃんとの入浴は特に事前準備が整っているかいないかで赤ちゃんの湯冷めが変わってきます。湯冷めしないように手早く赤ちゃんをケアする方法を以下にまとめました。

・脱衣所や部屋をあらかじめ暖める
 お風呂に入る前に部屋を暖めます。お風呂から出たときにヒヤッとする寒さを少しでもなくします。湯上り後の気温差が少ない方が赤ちゃんも、そして親も負担が少なく済みます。赤ちゃんが着替えるのが脱衣所なら、そこもあらかじめ暖めます。

・バスタオルで全身を包んで身体の水分をとる
 お風呂に入る前に、脱衣所にバスタオルを広げて置いておきます。身体に水分がついていると冷えますので、赤ちゃんをバスタオルに包みながら身体の水分を手早くふき取ります。赤ちゃんをバスタオルに包んだら、次は親のほうの湯冷め対策をします。

・親用のバスタオルも準備
 赤ちゃんのことばかり気にして忘れがちなのが、親自身の湯冷め対策。赤ちゃんは丁寧にバスタオルにくるんでいるけれど、当の本人は裸のまま。なんてことはないでしょうか? 乳児の着替えは、手間がかかります。親が先にパジャマを着ることはできないかもしれませんが、バスタオルで体の水分をしっかり拭き取ることが大切。私は、プール用のゴム付きバスタオルを羽織ったり、髪が長い時は、タオル帽子をパパっとかぶったりしていました。それだけで寒さがかなり軽減されました。バスローブなどあると更にいいと思います! 赤ちゃんの湯冷め対策はもちろん大切ですが、親も湯冷めしないように!

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中田馨

中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

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