所属タレントを代表して挨拶したのは、近藤真彦さん。ジャニーさんが緊急搬送されてから亡くなるまでの3週間、多くのタレントたちがジャニーさんを見舞い、普段話したこともなかった先輩、後輩が、一緒に時間を過ごすことができた、と話し、その間に全員で千羽鶴を折ったことも明かされた。

 その後、ジャニーさんと親交のあった黒柳徹子さんが近藤さんに手を引かれて祭壇に向かい、白の胡蝶蘭を献花して手を合わせると、各界の著名人が次々に献花。SMAPの「世界に一つだけの花」、V6の「MUSIC FOR THE PEOPLE」、嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」、KAT-TUNの「Real Face」、King & Princeの「シンデレラガール」などのヒット曲が流れる中、みのもんたさんや和田アキ子さん、爆笑問題らがジャニーさんに別れを告げた。

 参加した所属タレントたちの多くが最後まで東京ドームにとどまり、アリーナで、出入り口で、列席者たちに頭を下げた。ジャニーさんの意志は、すでに彼らに十分に受け継がれている。それを実感できる会だった。

(AERA編集部取材班)