「おじいちゃんになっても漫才したい」兄弟漫才師・ミキの魅力とネタ作りの原点 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「おじいちゃんになっても漫才したい」兄弟漫才師・ミキの魅力とネタ作りの原点

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小柳暁子AERA
ミキ/昴生(こうせい、写真右)1986年、京都府生まれ。花園大学卒業。亜生(あせい)88年、京都府生まれ。東海大学卒業。2012年にコンビ結成。8月25日(日)に長野で、9月29日(日)に大阪で単独ライブを開催する(撮影/写真部・片山菜緒子)

ミキ/昴生(こうせい、写真右)1986年、京都府生まれ。花園大学卒業。亜生(あせい)88年、京都府生まれ。東海大学卒業。2012年にコンビ結成。8月25日(日)に長野で、9月29日(日)に大阪で単独ライブを開催する(撮影/写真部・片山菜緒子)

 正統派のしゃべくり漫才師であり、バラエティーでも人気者。まるで息子を見ているような、ほんわかした空気感がミキの魅力だ。今春に東京進出した後も順調に活躍の場を増やす2人の原点とは。

【写真】M-1グランプリ・初代王者はこちら

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 M-1グランプリ王者の霜降り明星、キングオブコントを制したハナコら、「お笑い第7世代」と呼ばれる現在20代から30代前半の芸人たちの台頭が著しい。テレビで見ない日はない人気者たちのなかでも、正統派しゃべくり漫才として異彩を放っているのが昴生(33)と亜生(31)の兄弟漫才コンビ、ミキだ。

「最初は漫才が古い、こんな漫才いまやってるやつおらんし、無理や、通用せえへんとぼろかす言われていました」(昴生)

 色違いのお揃いのスーツは昭和の漫才師を思わせ、気が短い兄と、人懐っこい弟が「どうもー」とセンターマイクの前に並んだ時にはすでに安心して笑える空気感がにじみ出る。そのためか、2019年4月に東京進出した後も英会話番組「知りたガールと学ボーイ」(NHK Eテレ)、「王様のブランチ」(TBS系)など順調にレギュラー番組を増やしている。

 兄弟漫才コンビの中でも、あまり兄弟関係を前面に出さないコンビもあるが、ミキの場合は兄弟関係がリアルにネタに反映される。

「僕がネタの中でもおにいちゃんと言うてもうてるんで、完全に兄弟。直らないです」(亜生)

「30代の兄弟ですから、楽屋で『にい』と呼ばれるのは本当に恥ずかしい。家の感じで呼ぶのはもうええやん、と」(昴生)

 前出の霜降り明星と同様、ミキもダウンタウンなど多数の人気芸人を生んだ吉本興業の養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」の卒業生ではない。

 漫才作りは手探りで、昴生はネタ作りの参考に、現代につながるしゃべくり漫才の基礎を作った大正・昭和初期の漫才師、横山エンタツ・花菱アチャコの漫才から聞いていった。映像でも見たいと思って最初に見たのは、夢路いとし・喜味こいしと中田ダイマル・ラケットの漫才だった。

「衝撃でした。よっしゃこれやと思って台本を書き始めたんですけど、当時は一緒にできる相方がいなかった。でも亜生とならできるな、と」(昴生)


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