MISIAが語るアフリカ 「知ることから世界は変わる。命のメッセージ伝えたい」 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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MISIAが語るアフリカ 「知ることから世界は変わる。命のメッセージ伝えたい」

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 2007年、ケニアを訪れ、音楽と文化、人々の心のつながりに胸を打たれたMISIA。出会った友達のために何ができるか──。アフリカで社会貢献活動を行い、アフリカ開発会議の名誉大使に就任した。真摯に向き合ってきた10年間。自身のこれまでの活動を振り返った。

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 初めてアフリカの地を踏んだのは、2007年のこと。ケニアのマサイの人々が暮らす村や伝統的な自給自足の暮らしを続ける人々の村を訪れた。どこからともなく音楽が聞こえてきて、そのレベルの高さに驚いた。

 楽譜に起こして演奏する私たちより、はるかに高度な技術だな、と感じました。太鼓を叩いている人も、踊っている子どもも、みんな本当にすごい。音楽はこういうもの、という既成概念がないんです。ドラムの「タム」はアフリカの伝統的な太鼓である「タムタム」から来ているように、楽器自体もアフリカを起源としているものが多い。「大先生がここにいるな」と感じました。

 アフリカでは、本当に「music is language(音楽は言葉)」であると実感します。「歌手なの? 歌って」と言われて歌いだすと、子どもから大人まで、自然にみんなのコーラスがついてくる。メロディーを追いかけてくる感じで、自然とリーダーのような人も現れる。話をして互いに盛り上がると、「音楽をやっているって、すごいことなんだ」と改めて感じます。

 10年に音楽とアートでよりよい社会の構築を目指す一般財団法人「mudef(ミューデフ)」を設立。おもにアフリカの子どもたちを教育の面からサポートする。だが、それを「支援」かと言われれば、少し抵抗がある。

 初めて訪れたケニアで、そこで活動する人々や子どもたちと知り合い、友達になりました。「その人のために何かしよう」と思う原動力って、「困った友達のために何ができるだろう」という気持ちが一番リアルだと思うし、一番その人のためになることを探ることができるのではないかと思います。


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