ベトナム人技能実習生「教育施設」の実態 全寮制で外出も制限され… (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ベトナム人技能実習生「教育施設」の実態 全寮制で外出も制限され…

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澤田晃宏AERA
入国前の日本語教育施設で日本語検定4級レベルの日本語を目指す。ほかに日本文化などを学ぶ。月に1度のペースで実習生の学習態度や日本語レベルが送り出し機関から企業にレポートされる(撮影/ジャーナリスト・澤田晃宏)

入国前の日本語教育施設で日本語検定4級レベルの日本語を目指す。ほかに日本文化などを学ぶ。月に1度のペースで実習生の学習態度や日本語レベルが送り出し機関から企業にレポートされる(撮影/ジャーナリスト・澤田晃宏)

 ただ、この施設が特別というわけではない。筆者は別の三つの日本語教育施設に足を運んだが、どこも同じスタイルだった。日本にいるベトナム人技能実習生たちは最低半年間、こうした合宿を乗り越えてやって来ている。

 現在、日本の外国人労働者数は約146万人。国籍別に見るとベトナム人は約32万人で、約39万人の中国人に次いで多い。他国と決定的に違うのは、大半が技能実習生か留学生として、いわゆる単純労働に就いていることだ。ベトナム人労働者全体の約85%が、いずれかの在留資格で滞在している。

 特にベトナム人技能実習生は、東日本大震災や大規模な反日運動をきっかけに減少した中国人と入れ替わる形で急増。2011年には約1万4千人だったが、18年には16万5千人と、今やベトナムは最大の技能実習生送り出し国だ。4月に新設された単純労働分野の就労も認める在留資格「特定技能」でも、多くの受け入れが見込まれている。(ジャーナリスト・澤田晃宏)

AERA 2019年7月22日号より抜粋


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