日本のユーザーは世界の最先端? 日本人特有のインスタの使い方とは… (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本のユーザーは世界の最先端? 日本人特有のインスタの使い方とは…

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福井しほAERA
相撲を観戦したトランプ米大統領を撮影しようとスマホをかまえる観客。SNSに投稿するのだろうか(写真は一部加工しています) (c)朝日新聞社

相撲を観戦したトランプ米大統領を撮影しようとスマホをかまえる観客。SNSに投稿するのだろうか(写真は一部加工しています) (c)朝日新聞社

各SNSの利用者数と利用時間の変遷(AERA 2019年6月10日号より)

各SNSの利用者数と利用時間の変遷(AERA 2019年6月10日号より)

 SNSの世界は3年、いや、1年でひと昔のこと。情報を共有するだけのソーシャルメディアに、もはや勝ち目はない。トレンドは「つながる」から「見つける」に変わっている。

【どう変わった?各SNSの利用者数と利用時間の変遷がこちら】

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 両国国技館にその姿が現れると、館内の観客は総立ち。一斉にスマートフォンが向けられた。これまでになかった歴史的な光景を写真や動画で収めようと、せいいっぱい腕を伸ばしてスマホのカメラをかまえる。お目当ては力士、ではない。トランプ米大統領夫妻だ。

 5月26日の夕方、安倍晋三首相とともに大相撲夏場所千秋楽を観戦したトランプ大統領。土俵に上がって優勝した朝乃山に「米大統領杯」を手渡す場面は、観客だけでなくツイッターなどSNSでも大盛り上がり。禁じられているものの普段は「お目こぼし」される座布団飛ばしはこの日なかったが、SNSでは「#トランプ大統領」「#トランプ相撲」などのハッシュタグが乱れ飛んだ。

 2004年に日本のSNSの先駆者「ミクシィ」が誕生してから、早15年が経つ。その間にも、「グリー」「モバゲー」と会員制交流サイトが続々誕生し、米国からは「ツイッター」「フェイスブック」「インスタグラム」などの“黒船”が上陸。「つながり」が重視されたソーシャルメディアの役割は、時代とともに変化してきた。

 メディアの視聴者動向を分析するニールセンの調査によると、ツイッター、インスタグラムなどの利用者数は、この5年間で大きく増加。ユーチューブやインスタグラム上で影響力を持つ人を指す「インフルエンサー」という言葉も生まれるほど、ソーシャルメディアの世界は活気づいた。とりわけ大きな変化は「検索性」だ。

 そもそも、「検索」で思い浮かぶのは、多くの人はグーグルやヤフーだろう。ことにネット黎明期の1990年代半ばから触れ始めた40代以上の世代にとって、「検索=グーグル」といった印象が強いのではないだろうか。だが、いまは違う。インスタグラムのハッシュタグで情報をつかみにいく「タグる」時代だ。

 たとえば、渋谷でお茶をしたいなら、ググる前に「#渋谷カフェ」でタグってみる。美味しそうなケーキやコーヒーの写真が画面にずらりと並ぶ。検索サイトで調べた検索結果のいわゆる「文字列」ではなく、ひと目でわかる「視覚」に訴えかけてくる。人気店だって「#店名」でタグれば、順番待ちなどが書き込まれていることもあり、混雑具合を予想することもできる。


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