「共通テスト」導入で何が変わる? ポイントは“英語”と“記述”

柿崎明子AERA#大学入試#教育
大学入試共通テストを巡るうごき(AERA 2019年1月28日号より)
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 2020年度から、いわゆるセンター試験に代わって共通テストが実施される。導入については各大学が様々な方針を示しているが、具体的にはセンター試験と何が変わるのか。

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 2020年度実施から、大学入試センター試験が大学入学共通テストに変わる。現役生では、現在の高校1年生からが対象だ。

 中学3年生の子どもを持つ母親の気がかりは、新しく導入される記述式の問題だという。

「娘は文章を書くのが苦手。どのような形で問題が出されてどのように評価されるのかがよくわかりません。今から練習しておいたほうがいいのでしょうか」

 現行のセンター試験は、すべての問題が複数の選択肢から選ぶマークシート方式だが、共通テストには国語と数学に記述が3問加わる。国語の記述問題は、点数ではなく3~5段階で評価され、試験結果を受け取る各大学が独自に得点化する。大学通信ゼネラルマネージャーの安田賢治さんは言う。

「段階評価を得点化するというプロセスが加わるため、使いづらいと考える大学もあります」

 マークシート式の解答も変更がある。センター試験はすべての問題が正答は一つだったが、共通テストでは、例えば問(1)で1を選んだら問(2)の正答はA、2を選んだら正答はBというように解答が複雑化する。

 共通テストの作成過程には高校教員も参加する。作問は大学教員が行うが、その前段階の、テストの狙い、求める力などを、高校教員と協議する。こうすることで、受験する高校生のレベルや理解度に合わせた問題作成ができる。大学入試センターの大杉住子審議役は言う。

「共通テストのプレテストは、高校と大学の教員が一緒に作りました。高校教員からは、出題のしかたなどの意見が述べられ、有用な議論ができました」

 改革のもう一つの柱が、民間の英語試験の導入だ。「読む」「聞く」にとどまっていたセンター試験に、民間試験の「話す」「書く」を加え、4技能の力を測ろうという狙いがある。採用されたのはGTECやTOEIC、英検など8種類。

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