会社が短命の現代 個人が持てる“最強のカード”を専門家が解説 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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会社が短命の現代 個人が持てる“最強のカード”を専門家が解説

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北野唯我(きたの・ゆいが)/1987年生まれ。神戸大学卒。博報堂、ボストンコンサルティンググループを経てワンキャリア執行役員(写真:本人提供)

北野唯我(きたの・ゆいが)/1987年生まれ。神戸大学卒。博報堂、ボストンコンサルティンググループを経てワンキャリア執行役員(写真:本人提供)

 終身雇用制度が崩壊しつつある昨今。一人一人が自身のキャリアについて深く考えなければならない時代がやってきた。『転職の思考法』の著者・北野唯我さんは、こうした時代、「いつでも転職できる人」ということが個人の“最強のカード”になると語る。

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 就活ルールの廃止で学生が早い段階からキャリアについて考えるようになるのは、いいことだ。

 今の学生はよく大企業・安定志向だと言われるが、我々がとったアンケートでは、半数以上が転職を前提に最初の就職先を選んでいた。一見、矛盾するように思えるが、背景にあるのはどちらも「不安」だ。いまは会社の寿命より個人の職業人生のほうが長くなっているため、先が見通せない。そこで、心配だからとりあえず大手に行こうと考えるのか、心配だからこそ早い段階でスキルをつけて転職しようと考えるかの違いだ。

 しかし、もはや大企業=安泰ではない。雇用保障がない時代は個人が「いつでも転職できる人」になることが、最強のカードとなる。そのために20代は専門性、30代は経験、40代は人脈の価値を高めることが重要だ。「ピボット型キャリア」の考え方も大切になってくる。ピボットとは、自分の強みに軸足を残しながら、もう片方の足を少しずつずらしていくこと。職種や業種を少しずつずらしながらキャリアを設計していく考え方だ。転職だけでなく、複業やプロボノだっていい。今はピボットの手段もいろいろある。


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