Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからシーンを牽引しつづける行動力は他に類を見ない。自身が主宰するヒップホップ専門ラジオ局「WREP」で平日の12~13時、生放送「LUNCHTIME BREAKS」のMCを担当。一緒に写っているのが盟友のDJ CELORY。「WREP」では毎週金曜17時~生放送「ゴジレプ」のMCを、水曜19時~「AbemaMix by AbemaTV」でDJを務める(写真:DJ CELORY提供)
Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからシーンを牽引しつづける行動力は他に類を見ない。自身が主宰するヒップホップ専門ラジオ局「WREP」で平日の12~13時、生放送「LUNCHTIME BREAKS」のMCを担当。一緒に写っているのが盟友のDJ CELORY。「WREP」では毎週金曜17時~生放送「ゴジレプ」のMCを、水曜19時~「AbemaMix by AbemaTV」でDJを務める(写真:DJ CELORY提供)
セロリ/独特の香りは、アイピンという精油成分。古くから肉などのにおい消しとして使われたほか、食欲増進や精神安定の効果も。栄養面では食物繊維やカリウムが豊富。捨てられることが多い葉にもβカロテンやビタミンKが多く含まれており、スープなどで食べるのがおすすめ(撮影/写真部・松永卓也)
セロリ/独特の香りは、アイピンという精油成分。古くから肉などのにおい消しとして使われたほか、食欲増進や精神安定の効果も。栄養面では食物繊維やカリウムが豊富。捨てられることが多い葉にもβカロテンやビタミンKが多く含まれており、スープなどで食べるのがおすすめ(撮影/写真部・松永卓也)

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 シャキシャキとした歯ごたえも、独特の香りとほろ苦さも、幼稚園のころから大好きでした。でも僕にとってセロリって、もう一つ大きな意味があります。

 僕のライブのバックDJで、代表曲の一つ「Street Dreams」も作ってくれたDJ CELORY(セロリ)。四つ年下ですがデビューが同時期で、20年来の付き合いです。ほっそりして筋っぽくて、当時頭がアフロだったので、彼がいたグループのフロントマンから命名されたそうです。初めて会ったとき、「俺、セロリ好きだよ?」って心の中でつぶやきました。こんなに深く付き合うとは思いませんでしたけど。

 彼はトランペットを演奏していたこともあって、音楽性がすごく高い。きっちりしていて礼儀正しくて、それでいてフランク。力の抜きどころがわかっている、クレバーなタイプです。セロリっていう名前に柔らかいイメージがあるからか、彼が厳しいことを言っても角が立たないんです。名前で得しているなって感じます。それはジブラ(シマウマ)も同じかな。なぜ僕がジブラなのか、という話は次回にしましょうか。

AERA 2018年10月8日号

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Zeebra

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Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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