■自分のことを好きになってもらうことがスタート

――初対面の女性と、お互い知り合っていくうえでのポイントは何でしたか

 最初、20人の女性がいた時は、初対面ですし、正直僕のことそんなに好きじゃないでしょ、って思っていて。だから、まずは僕が好きにさせないといけないと思いました。そうしないと女性の本気が出てこないし、相手の本気が出ないと、その人の本性がわからない。バチェラーを務めるうえでの前提として、自分が上位ではなく、対等な人間同士だと思っていました。番組上は、次も一緒に過ごしたい女性にバラを渡すという形なので、僕が選んでいるように見えると思いますが、実際はお互いが選び合っていました。

――昨今は、恋愛できない、結婚の決断ができないなどという若者も多いです。小柳津さんは20人のなかから最後の一人の女性を決めるまで、決断する時どうやって決めていきましたか。

 今回、今までの恋愛と決定的に違ったのは、付き合うのではなく結婚する前提で考えていたことでした。例えば、この人とは、お付き合いしたら絶対楽しいだろうなって思っても、ライフステージの面で考えると今の時点では違うなと考えることもありました。将来、結婚して、自分の子どもの母親になるイメージがもてるかどうか。それに、僕は毎日忙しくしていますし、個性的な性格なので、それを受け入れてくれるかどうか。それが相手にとって負担になったら申し訳ないと思っていたので、最終的には組み合わせとしてしっくりくるかどうかを考えていました。最終話まで残った二人は、最後の最後まで迷いましたね。

――最後の最後に一人を選んだポイントは?

 選んだ女性の第一印象は良かったんですが、1位だったわけではありませんでした。今まで僕は一目惚れ系の恋愛をしてきたのですが、バチェラーでは緊張もしていたので、最初の段階で「この人」という結論は出ていませんでした。たくさんの女性と接していく中で、相手の状況を踏まえてコミュニケーションをとれる「さりげなさ」が素敵だというのが決め手となって、結果的に最後の一人を決めた感じです。

次のページ