ぐっちー「パリには食べ物に見合った対価を払う文化がある」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ぐっちー「パリには食べ物に見合った対価を払う文化がある」

連載「ここだけの話」

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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

ぐっちーさん提供

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 経済専門家のぐっちーさんが「AERA」で連載する「ここだけの話」をお届けします。モルガン・スタンレーなどを経て、現在は投資会社でM&Aなどを手がけるぐっちーさんが、日々の経済ニュースを鋭く分析します。

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 引き続きパリにおります。基本的にアパルトマンを借り、1カ月くらい滞在します。「毎年毎年パリに長期滞在して、一体何が楽しいんですか?」と読者のみなさまによく聞かれます。え! 何が楽しいって、そりゃ楽しいですよ。でもわたくしの場合、ある意味パリにいること自体が目的と言ってもいいのかもしれません。

 例えば、家から出た時の風景を想像してください。2ブロックの間に何がありますか? 私の東京の家ですと、コンビニ3軒、チェーンのスーパー1軒、ファストフードの牛丼屋、中華料理屋などがあります。要するに完全に大手小売業に制圧されているわけです。地元の小売業はほぼすべて駆逐された格好です。みなさまの地元もあまり変わりはないのではないでしょうか。

 今借りているパリのアパルトマン(ベルヌイユ通り、オルセー、ルーブルまで歩いて10分ほど)は2ブロック内にいわゆるそういう大手小売業の店は2軒もありません。夫婦でやっているお総菜屋(グロッサリーを兼ねている)、果物屋、ワイン屋(これはチェーンと言えばチェーンでパリに3店舗持っている)、パン屋など、すべて個人営業。そしてこの狭いエリア(歩いて5分圏内)にカフェが6軒!! カフェはどこも特色があって、それぞれ大繁盛で、みなさんのリビングルーム的な役割を果たしています。しかしながら、正直言って、安いわけではありません。昼飯は千円は下らず、みなさんグラスのワインなどを飲まれるので、ざっと1500円くらいなものでしょう。


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