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英語教育のIT化で海外名門大へ 超進学校の授業内容とは?

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柿崎明子AERA#教育
時代は国際化に向けて急速に進んでいる(※写真はイメージ)

時代は国際化に向けて急速に進んでいる(※写真はイメージ)

 英会話のレッスンとして、オンラインを採り入れる学校が増えている。聖光学院中学高校(横浜市)は15年から必修課題として導入した。英語科の佐藤貴明教諭は次のように話す。

「従来、英語は欧米の情報を入手するための言語として主に使われ、教育の現場でも読む、聞くが主流でした。昨今のように海外との交流が盛んになると日本人としての考え、意見を発信する必要が出てきた。大学入試改革も明らかにそちらの方向に進んでいます。本校ではこの変革をチャンスと捉えて、話す、書くことを強化する足がかりとして採り入れました」

 14年に完成した新校舎はWi-Fiが張り巡らされ、校内のどこからでもインターネットに接続できる。対象は中学2、3年生で、フィリピンの講師からレッスンを受ける。テキストに沿って進められるが、英語に親しむためにフリートークも交えている。英会話のほかにライティングの強化として、1学期に2本エッセーを書いて提出し、添削を受けている。テーマは身近なことから始まり、抽象的な難しいテーマにもチャレンジする。正確な英語で論文を書けるようになることが目標だ。

 国際教育を進める同校では、海外でのプログラムも多様化している。従来の語学研修に加え、新たな取り組みとして17年度から、中3生希望者を対象に3学期の3カ月間、ニュージーランドへの短期留学を導入。中3生と高1生がシリコンバレーを訪れ、大学や企業を見学するツアーも始まった。毎年、東京大学へ70人前後の合格者を出す同校だが、最近はウェズリアン大学、イエール大学など、海外名門校に合格する生徒も出ている。

「時代は国際化に向けて急速に進んでいます。ITはそのスピードを速める潤滑油で、英語学習においても不可欠な要素になってきました。この勢いは止まらないでしょう」(佐藤教諭)

(ジャーナリスト・柿崎明子)

AERA 2018年3月5日号より抜粋


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