「トイレの神様」でブレークした歌手の植村花菜さん。彼女は米国に活動の場所を移した今も、“神様”の存在を感じているという。
「花菜(かな)なぁ。トイレには女神様がいて、毎日掃除したら、将来べっぴんさんになれるんやで」
亡くなったおばあちゃんにこう言われたのは、小学3年生の時。私は子どものころから歌手になることと、気立てのいいお嫁さんになるのが夢でした。ですから、家事や炊事などのお手伝いは喜んでしてたんです。だけどトイレ掃除だけは嫌いでどうしてもやらなかった。そんな時、一緒に暮らすおばあちゃんから言われたのがこの一言。それを聞いた私は、「まじで、おばあちゃん!? トイレ掃除するだけでべっぴんになれるの」と言って、毎日トイレをピカピカに磨くようになりました。この時の思い出を歌にしたのが、「トイレの神様」です。
どうしてトイレに神様がいると思えたのか? 私は性格がすごく単純なので、おばあちゃんに言われた瞬間、信じちゃったんです(笑)。