ぐっちー「プロの金融マンは『過小評価』を探すのが癖」

連載「ここだけの話」

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 経済専門家のぐっちーさんが「AERA」で連載する「ここだけの話」をお届けします。モルガン・スタンレーなどを経て、現在は投資会社でM&Aなどを手がけるぐっちーさんが、日々の経済ニュースを鋭く分析します。

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 プロの金融マンとしてはあらゆる局面で、何がいかに過小評価されているかを見極めることが重要です。それさえ見つければ人に先んじてより有利にお金を投資することが可能です。例えば、ワインなどがそう。ロバート・モンダヴィが出てくるまでカリフォルニアワインなんて見向きもされませんでしたが、その品質の高さはわかる人にはわかっていました。チリも同様ですね。今だと、ギリシャや、イスラエルなど中東あたりに、ものすごくいいワインがあるのですが、まだ非常に安く買うことができます。

 本当に良いものならば、必ず皆から評価されるというわけではないのがマーケットの面白いところで、マーケットの参加者すべてが必ずしも「スマート」ではないということです。情報不足であったり、判断を間違えている人が大多数になったりすることもあって、過小評価が発生するということになるのです。

 考えてみると、世の中の過小評価は投資の世界だけの話ではありません。広島カープなどもその一つかもしれません。東京から新幹線で4時間もかかる「小さな町にある球団」がすごいはずはない、と思われていた時期もありますが、今や立派な全国区ですね。

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