山田涼介「『僕が演じるエド』は表現できた」実写版『ハガレン』への思い (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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山田涼介「『僕が演じるエド』は表現できた」実写版『ハガレン』への思い

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映画「鋼の錬金術師」は全国で公開中。主人公の兄弟はもちろん。脇を固めるキャラクターの「完成度の高さ」にも注目が集まる

映画「鋼の錬金術師」は全国で公開中。主人公の兄弟はもちろん。脇を固めるキャラクターの「完成度の高さ」にも注目が集まる

 エドと弟のアルは幼い頃、病死した母親を蘇(よみがえ)らせようと「禁じ手」である「人体錬成」に挑むが失敗。エドは身体の一部を、アルは身体のすべてを失い、かろうじてエドはアルの魂を鎧(よろい)に定着させた。兄弟は、失った身体を取り戻す旅を続ける。

──アルはフルCG。「共演」は大変だったのでは。

 アルとのシーンはほとんど、何もない、誰もいないところで泣いたり叫んだり。激しく殴り合う兄弟げんかのシーンも、僕一人です。室温40度を超える真夏のスタジオでの撮影は、かなり過酷でした。38度の外気が「涼しい」と感じたくらい(笑)。ワンカットごとにとてつもない時間をかけたシーンなので、印象深いですね。

 僕はもともと集中したり想像したりするのは得意。だから、実際は目の前にいないアルとの芝居でも、自分の中ではビジョンが見えていたんです。もちろん、一人では感情を表現するのが難しいシーンもありましたが、できあがった作品を見て、「どうしてこんな芝居ができたんだろう」と自分で驚きました。作品の力に引き寄せられたんだと思います。

 VFXやCGを使った派手なシーンもこの映画の見どころですが、一番の魅力は人間のはかなさやもろさ、そして強さが、繊細かつ緻密に描かれているところなんですよね。

──先ほどもお話に出ましたが、Hey!Say!JUMPのみなさんは、もうご覧になったんですね。

 メンバーの反応がこんなに良かった作品は初めてです。彼らも演じる側の人間なので、僕の苦労をわかってくれたんだと思う。しみじみ「お前すげえな」と言ってくれて。

 この作品では、イタリアなど、海外で現地のクルーと一緒に仕事をする機会を得ました。まだまだ自分には学ぶことが山ほどあるんだと気づかされたし、視野も広がりました。もっと国際的な場面で活躍できる役者になれたら、すてきだと思っています。

(構成/ライター・まつざきみわこ)

AERA 2017年12月11日号


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