ラジオDJ・秀島史香が「AIには負けない」という理由 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ラジオDJ・秀島史香が「AIには負けない」という理由

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浅野裕見子AERA

秀島史香(ひでしま・ふみか)/1975年生まれ。ラジオDJ、ナレーター。FM横浜『SHONAN by the Sea』(日曜日AM6:00~)で活躍。著書に『いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ24の法則』(朝日新聞出版)がある(撮影/関口達朗)

秀島史香(ひでしま・ふみか)/1975年生まれ。ラジオDJ、ナレーター。FM横浜『SHONAN by the Sea』(日曜日AM6:00~)で活躍。著書に『いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ24の法則』(朝日新聞出版)がある(撮影/関口達朗)

 SNS利用が進むラジオ、DJとリスナーの関係性が少しずつ変わってきているという。そんな現場の雰囲気を肌で感じているラジオDJ・秀島史香さんに、共感が生まれる「思い」の伝え方について聞いてみた。

*  *  *
 最近は特にラジオの生放送でSNSが使われるようになって、それまで1対1だったDJとリスナーの関係性は、少し変わりましたね。横並びで情報共有するようにもなりました。

 それでも、やっぱりDJの本質は、一人ひとりに「声で届けること」だと私は思うんです。

 いまや自動音声もすごく進んでいますよね。でも、声に「情緒」をのせて届けることは、人間でなければできないことです。いくらAIに「雨ですね」と言われても、それはただの情報です。心に響かない。でも「窓を開けたら、雨の匂いがしました」と語りかければ、共感が生まれます。雨の感覚を伝えようとする「思い」が加わるからこそ、目の前にいないDJでも、身近に感じてもらえるのではないでしょうか。

 そのためにもどんな声で、どんなふうに話すかは大切です。大きさ、トーン、それに「間」が表情を生み出します。若いころはもちろん、今でも、私は自分の番組を何度も聞き直します。それはもう、耳をふさぎたくなるぐらい嫌ですけど、モデルがポーズの研究をするように、どんな声の出し方をすればどう聞こえるのか。自分の声を知ることで、使うための技術を磨くことができると思っています。


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