銀行・証券窓口営業員の匿名誌上座談会「半年で“喪明け”乗り換え進める」 (1/5) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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銀行・証券窓口営業員の匿名誌上座談会「半年で“喪明け”乗り換え進める」

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かつてはノルマ達成のため、集中的に特定の投信を販売することもあったが、近年では「顧客第一」を徹底しているとか(撮影/伊ケ崎忍)

かつてはノルマ達成のため、集中的に特定の投信を販売することもあったが、近年では「顧客第一」を徹底しているとか(撮影/伊ケ崎忍)

顧客から“デート”に誘われることもあるようだが、携帯番号を教えるのはNG。「銀行の窓口担当は名刺を持ち歩くのも禁止」(Dさん) (撮影/伊ケ崎忍)

顧客から“デート”に誘われることもあるようだが、携帯番号を教えるのはNG。「銀行の窓口担当は名刺を持ち歩くのも禁止」(Dさん) (撮影/伊ケ崎忍)

 老後資金や子どもの教育資金――。お金の悩みは尽きない。マイナス金利の今、貯金だけじゃダメだと分かっているけど……。金融商品に下手に手を出して金融機関の言いなりになって損をすることも。こんな時代だからこそ、本当の投資を教えます。AERA 10月9日号では「資産運用」を大特集した。

 窓口で言いなりになったばかりに損をした。そんな人も多いのではないだろうか。窓口の向こう側ではどのようなことが起きているのか。金融機関の窓口営業員4人による、匿名座談会をお届けする。

【座談会参加者】
大手証券会社支店勤務 Aさん/入社3年目。都内の支店で営業を担当。新規顧客開拓のために連日、電話・訪問営業に奔走

大手証券会社支店勤務 Bさん/入社4年目。都内の支店で営業を担当。金融商品の営業では禁句の「絶対」を漏らしてしまう天然系

独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA) Cさん/準大手証券会社で営業職を経験。そのとき、証券営業の闇を垣間見たことで、顧客第一の営業を目指してIFAに

メガバンク窓口担当 Dさん/入社3年目。首都圏の支店で窓口業務を担当。投信での運用に懐疑的なため、債券を薦めるケースが多いという

*  *  *
──金融庁は毎月分配型の投信を手厳しく批判していますが、影響は出ていますか?

A:毎月分配型の解約は増えていますが、実際にはまだまだニーズはありますね。

B:解約が増えたせいで基準価格が下がってしまったので、含み損を抱えている人もかなりいます。けど、そういうお客さんに限って、「価格が下がっちゃったから、別の毎月分配型投信に乗り換えたい」と言ってくる。

C:販売手数料も信託報酬も高いので、私は毎月分配型投信をお薦めすることはありませんね。単に元本を取り崩して配当を出している商品もあるし、毎月の配当に課税される商品なので投資効率が悪すぎる。金融庁が目をつけるのも仕方ありません。

D:でも、投資目的で毎月分配型を買っているお客さんは少ない感じがします。お小遣い感覚というか。だから、「配当と元本でトントンになれば」という人が多い。高齢者になると、「償還期限まで生きてるかわからないから、毎月もらえるほうがいい」という理由で毎月分配型を好む人も多いんです。

──金融庁は3月に「顧客本位の業務運営に関する原則」を発表していますが、販売方法に変化はありませんか?


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