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フリーアナウンサー・辻よしなりさんが父の死で実感した「意思表示の大切さ」

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フリーアナウンサー 辻よしなりさん(56)/1961年生まれ。テレビ朝日を経てフリーに。「エアレース世界選手権2017」(NHK BS1)に出演中(写真:本人提供)

フリーアナウンサー 辻よしなりさん(56)/1961年生まれ。テレビ朝日を経てフリーに。「エアレース世界選手権2017」(NHK BS1)に出演中(写真:本人提供)

住まいはずっと埼玉県内だったという。「この写真は多分、僕が2、3歳の頃。家の近くですね。10歳下の弟が生まれる前です」(写真:本人提供)

住まいはずっと埼玉県内だったという。「この写真は多分、僕が2、3歳の頃。家の近くですね。10歳下の弟が生まれる前です」(写真:本人提供)

 親の看取りは誰しもが経験するもの。しかし、ゆっくりと最期のお別れをすることができなかったと、後悔する人は多い。まだまだ元気だからと、話し合わずにいると、その日は急にやってくる。お墓のこと、相続のこと、延命措置のこと、そろそろ話し合ってみませんか? AERA 2017年7月10日号では「後悔しない親との別れ」を大特集。

 親の死を乗り越え、受け入れ、立ち直る看取りを経験した著名人に、親の死との向き合い方、実務上で苦労したことなどについて聞いた。今回は、フリーアナウンサーの辻よしなりさんです。

*  *  *
 プロレス中継やバラエティー番組などで活躍する辻さんが、父・博さんを見送ったのは2013年7月のこと。仕事一筋で、亡くなる2年ほど前まで役員として働き続けた博さん。若いころはスポーツマンだったというが、70代に入って肺気腫を患い、高濃度酸素が手放せなくなった。

「本人は『大好きな鍋が食べられなくなったのは誤算だった』なんて言ってました。ほら、酸素ボンベのそばで火を使うと危険でしょ」

 だが、事態は笑い話では済まなくなる。博さんに肝細胞がんが見つかったのだ。

「肺気腫のせいで、あらゆる臓器が酸欠状態だったんです。ラジオ波手術でがんを切除しようにも、麻酔にもリスクがあった」


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