杉田かおる「天才子役のプライド捨て所持金800円から復活」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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杉田かおる「天才子役のプライド捨て所持金800円から復活」

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内山賢一AERA#貧困
杉田かおる(すぎた・かおる)/1972年、7歳の時ドラマ「パパと呼ばないで」でデビュー。「3年B組金八先生」や「池中玄太80キロ」など出演作多数。2017年秋以降公開予定の映画「バケツと僕!」に出演(写真:杉田さん提供)

杉田かおる(すぎた・かおる)/1972年、7歳の時ドラマ「パパと呼ばないで」でデビュー。「3年B組金八先生」や「池中玄太80キロ」など出演作多数。2017年秋以降公開予定の映画「バケツと僕!」に出演(写真:杉田さん提供)

 仕事はどんな依頼でも受けようとしました。死体役やハローワークの解説ビデオにも出ました。バラエティー番組に出たのも、この頃です。やってみると発見があったり、新鮮だったり、悲愴感というより、わりと毎日を楽しんでいましたね。借金を完済したのは42歳の時でした。

 浮き沈みの激しい人生でしたが、いつも心の支えになっていたのは、13歳の時にかけてくださった、やなせたかし先生の言葉です。先生は「僕は絵も詩もうまくないけど、幸せになることは得意なんだ」とおっしゃる。だから私に「お金持ちや偉くなるのではなく、自分が幸せになることを目指しなさい」って。今は母と夫の3人で静かに暮らしています。母の介護をして4年目。毎日母の食事を作り、私が出演したドラマの再放送を観ながら昔話をする。先生が言っていた幸せの意味がようやく分かったような気がします。

(構成/ライター・内山賢一)

AERA 2017年4月3日号


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