議論再燃の「3歳児神話」 専門家は「高度成長期の考え方」とバッサリ (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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議論再燃の「3歳児神話」 専門家は「高度成長期の考え方」とバッサリ

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「3歳児神話」、専門家の意見は?(※イメージ)

「3歳児神話」、専門家の意見は?(※イメージ)

 子育てと仕事の両立を考えている女性にとって気になることのひとつが「3歳児神話」。3歳までの子どもと母親の関わりが大切だとするこの説、専門家の意見はどうなのか。

 安倍晋三首相が「3年間抱っこし放題」をキャッチフレーズに、育児休業を3年間に延ばすよう経済界に要望したのは、2013年のこと。それを機に、子どもが小さいうち、特に3歳までは、母親が子育てに専念したほうがいいという「3歳児神話」をめぐる議論が再燃した。

 この3歳児神話、1998年の「厚生白書」で「少なくとも合理的な根拠は認められない」と否定されたのに、小さい子どもを持つ母親が働きに出ることをためらう理由としていまだに挙がることが多い。

「言い換えれば、男は仕事、女は育児という生き方。戦後の高度成長期には好都合だった考え方が、いまも残っているに過ぎません」と言うのは、発達・家族心理学が専門で東京女子大学名誉教授の柏木惠子さん。

「子どもは小さい頃から親以外の人と触れあうことで、社会性が発達していきます。少子化が進むいま、複数保育はこうした力を伸ばすのにむしろ必要になっていると思います」

 そう語る柏木さんは、子どもが母親以外の大人と接する機会をつくることを勧める。


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