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出身校自慢の“学歴至上主義”は劣等感の裏返し

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自己紹介が、それ?!(※イメージ)

自己紹介が、それ?!(※イメージ)

 時々、遭遇する「学歴ですべてを測る」人たち。友人も交際相手も、すべて学歴で選別し、出身校のイメージに固執する。そんな人に出会って抱く違和感の正体とは。

「オレ、都内の有名私立幼稚園から大学までストレートで上がったんだよね。父親は会社を経営していて、母親は大学の教授。もう退官したけどね」

 は? だから?

 自己紹介が、それ?

 都内の一部上場メーカーで働くサオリさん(33)は、ある合コンで出会ったコンサル会社で働くタカシさん(29)に交際を迫られて閉口したことがある。

 自分をアピールしているつもりなのだろう。「オレは、育ちがいいんだよね」と連呼。周囲の呆れ気味な視線にも気づかず、「元カノは、紫式部の子孫だった」と言い始めた時には、失笑してしまったという。地方の国立大出身のサオリさんは、

「有名私立幼稚園のブランド力は知っていますが、そこに通った結果、こんな大人になってしまっては大変だと思いました。自分の子どもは公立に通わせます。だいたい『親の力』を誇示することは、恥ずかしいことではないのでしょうか」

 と首をかしげる。しかも、後になってタカシさんの母親は大学教授ではなく、講師だったことが判明。父親は会社を経営してはいるものの、従業員数名の零細企業だった。サオリさんは、

「人は学歴や親の職業、家柄でしか評価されないと思っているのでしょう。ウソをついてまで、自分をよく見せようとしていたことは理解に苦しみます」

 交際はもちろんお断り。するとタカシさんはこう言い放った。


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