価値観ギャップがストレス…増える「毒祖父母」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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価値観ギャップがストレス…増える「毒祖父母」

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右利きに矯正しなければならない根拠は何かと言い返したい気持ちはあるが…(※イメージ)

右利きに矯正しなければならない根拠は何かと言い返したい気持ちはあるが…(※イメージ)

 共働き世帯が増え、祖父母に協力してもらわないと、子育ては立ち行かない。だが、そこには大きな価値観ギャップが横たわる。

「まだ直していないの?」

 公務員の女性(37)の母親は、月に2回ほどの孫との食事のときに、思い出したように注意する。今春、小学生になる次男が左利きのままなのを、ずっと気にしているからだ。

 右利きに矯正しなければならない根拠は何かと言い返したい気持ちはあるが「最近はそのままでいいみたいよ」と、聞き流すようにしている。でも月に数回、会うだけでも、プチストレスはたまる。

 仕事から保育園にギリギリで駆けつけ、家でレトルトカレーを温めて、子どもたちに食べさせるのが精一杯という日も多い。綱渡りの共働き生活の中で、お箸や鉛筆を右手に持つよう教育しろと言われるだけで、なんだか泣きたくなるのだ。たまに忙しさを言い訳にすると、きまって「ちゃんとしたもの、食べさせてるの?」となる。

 さまざまな口出しは孫を思ってのこと。言い争いは避けたいが、最近は疲れ過ぎて余裕がない。レトルトに小言を言われると、キレて言い返してしまいそうになる。

「たまに母親から子どもたちにかかってくる電話の最初の話題は、『今日の夕ご飯は何だったの?』です。油断できません」

 リビングくらしHOW研究所が、首都圏や都市部に住む、未就学児の孫がいる祖母から得たアンケート(2014年実施)では、週に1、2回以上は孫に会っていると答えた割合は37.3%。同研究所室長の西桂子さんはこう話す。


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